歯周疾患検診

 青森市に住民票があり、年度内(4月2日〜翌年4月1日)に満40歳、50歳、60歳、70歳を迎える方が対象となります。ただし、歯が全くない方は対象となりません。
 歯周病は全身の様々な疾患と相関関係があります。歯周病の悪化と共に糖尿病が悪化し、歯周病の改善は糖尿病の病体の改善につながります。歯周病細菌が血管に入り込み全身を巡ることにより、脳血管障害や、心臓疾患を引き起こすことがあります。また、妊娠中の歯周病の炎症の増悪は低体重児出産のリスクを高めます。さらに進行した歯周病では抜歯をしなければならなくなりますが、骨粗鬆症の治療薬を服用している場合、抜歯により重篤な副作用を引き起こす可能性のある薬を服用していることもあります。
 むし歯も歯周病も生活習慣病です。ふしめの年齢で歯周疾患検診を受診して日頃の生活習慣を見つめ直し、8020(80歳で20本の歯)を目指し、健康寿命の延伸を考えてみませんか。
 この健診は無料の健診ですが、歯石除去に伴う検査や、指導などは医療保険の範疇となります。
 年度のはじめに、ふしめの年齢となる方には青森市より案内と受診券、指定医療機関の一覧表が送付されます。受診券と保険証を受診医療機関へ提示されて下さい。